Software Design Dec.2011 読了

Software Design Dec.2011 が読み終わった。今号の特集は開発者向けの記事が多かったと思うので、インフラエンジニアだけでなく開発者にもお勧めできる。

今号を読んでみて個人的によかったと感じた記事の紹介をする。

エンジニアの能力を引き出す Mac 活用術

Mac OS X Lion によって変わった開発環境の説明や、Mac 上で動作させる仮想環境の比較。クックパッドの開発環境に Mac を導入した経緯が説明されている。MacUNIX ベースだし、Web系のエンジニアやインフラエンジニアには普段使い慣れたコマンドやツールが使えるのも魅力的だと思う。

ちなみに僕の開発環境は、Windows のマシンに、VMware 経由で Debian GNU/LinuxGNOME を起動させて使っている。正直面倒だったりすることが多いので、Mac Book Air の購入を真剣に検討しているところ。

イケてる Git の使い方

Git と Subversion の比較がされていたり、git-svn を使って、共有リポジトリSubversion そのままでローカルに Git を使うやり方が紹介されている。最後の章では、Git と Redmine の連携について説明されている。バージョン管理システムとチケット管理システムの相性はすごくいいと思うので、職場でも是非導入をしたい。

また、コラムでは、Git/Mercurial/Bazzer/Subversion の機能比較もされており、わかりやすくまとまっている。

「うんこ演算」を支える UnkoScript

まず初めに感じたのは、このアプリはアイデアの勝利だと素直に感じた。ただ、面白いだけではなく内部実装もしっかりしていて、UnkoScript と呼ばれる独自の DSL が実装されている。その仕組みの説明がすごく秀逸でアルゴリズムやデータ構造の基礎が分かっていると、すごく頭に入ってきやすい。

最後に

CyberAgent のコラム等、他の記事もとても興味深く読めたので、当然今号もお薦め出来る一冊。